男性だけの病気

前立腺がんという病気がありますが、前立腺は男性にだけ存在する臓器です。精液の一部を生成している場所であり、骨盤を形成している恥骨の裏側に位置しています。前立腺がんは男性にしかない臓器に起こる病気ですが、細胞増殖機能を失いうため、前立腺の細胞が自己増殖を始めてしまうことで発生してしまうのです。最近では前立腺がんは遺伝子の異常が原因とされていますが、どうして今まで正常だった細胞が突如がん細胞に変化してしまうかは十分に解明されてはいないのです。前立腺で発生したがん細胞は、リンパ液や血液によって身体の至るところに移動していきます。移動し、新たなその場所で増殖することで転移という名前がつきます。前立腺がんは比較的近くに位置しているリンパ節や骨に転移することが多いとされていますが、肺や肝臓などにも転移する可能性があります。早期の段階で発見することができれば、手術や放射線治療によって治癒することが十分可能です。また、前立腺がんの進行はゆっくりであるケースが多いため、進行した場合でも適切な治療を行うことで通常と変わらない生活をおくることができるのです。

前立腺がんには、早期の段階では特徴的でわかりやすい症状は出ません。そのため、多くの人が進行して気付くケースもありますが、前立腺がんと同時に引き起こされていることが多い前立腺肥大症による症状は目安にすることができます。尿が出にくいと感じたり、尿の切れが悪く排尿後すっきりせず残尿感が付きまとうなどがあり、酷い場合だと尿を我慢することができずに漏らしてしまう場合もあります。前立腺がんが進行してしまうと排尿に関する問題にプラスして、血尿などが見られます。骨へ既に転移している場合には腰痛の症状が出ることがあり、腰痛の検査によって前立腺がんが発見されることもあるのです。また、肺に転移した場合の症状から見つかる場合もあります。